travelin' light beyond

円盤状の石滑り

 最初に見たのはトリノの五輪だった。2006年の2月にブログでも書いている。当時は注目度の低い競技だった。たしか地上波の主だったチャンネルではなくJコムなどが放映していた。やがて少し注目されるようになり、本橋麻里選手がマリリンと愛称で呼ばれるようになった。あれから干支が一回りして、今回のオリンピックでは、本橋が結成したチームが開幕3連勝で俄然注目を集めることになった。
 準決勝に辛うじて進出することになったわけだが、肝はスウェーデン戦だった。最終エンドでもぎ取った1点が決勝点になった。



 圧倒的に強いかといえばそうでもない。見ているとハラハラドキドキの連続。さすがに強豪国と言われるチームはミス・ショットが少ない。準決勝の相手は韓国。一回勝っているとはいえ、完全アウェーの喧騒の中で戦うことになるに違いない。なにせ、試合時間は2時間半あまり。見ている方も結構疲れる。健闘を祈るってなものなのだ。
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鉤裂き

 朝はパジャマ姿のまま、淹れ立てのコーヒーを大きなクッションに座ってボーッとしつつ飲むってのが定番。それまではTシャツなどでお茶を濁していたわけだが、入院生活を機にパジャマはすっかり必需品となった。何も予定がなければ午前中はパジャマ姿のままで過ごすこともある。しかしながら家には猫がいる。無傷で済むわけもなく、だいたいあちこち鉤裂きだらけ。中にはとてもじゃないが人前で着るのも憚られる、お前はホームレスかってなものも二、三。



 今朝も突然膝に飛び乗ってパスタが食事後のペロペロの儀式を始めた。後ろ足は爪先立つような体勢。「おまえね、そんな無理な姿勢でやらなくてもさ」と言ってはみるが、このような場合無理に動かそうとすると大層な剣幕でお怒りになる。ねこは自分の非を指摘されることを極端に嫌うようで、無理であろうとなかろうと自分の方針を曲げないのだ。それで、パスタが気の済むまで我慢をすることになる。このような状態でまた一つ鉤裂きが増えるわけだ。
 以前、それまで買うことのなかったユニクロで、初めて薄手のセーターを買った。家に戻り袋から取り出して試着した瞬間、パスタがピョンと気軽にしがみついてきた。ヤな音がしてセーターはいとも簡単にほつれた。「げっ」だった。結局着ることもなく捨てることになった。それ以来ユニクロで買い物はしていない。もちろん商品に問題があったわけではないが、なんとなくケチが付いた験の悪いものになってしまったのだ。

兆し



 朝晩の冷え込みは相変わらずでも、日中の陽射しに春の予感が垣間見える。冬嫌いの当方としてはいいぞいいぞってなものだ。

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 川沿いの遊歩道を歩き、今日もまた鳥たちを見ることが出来た。写真には撮らなかったが、あちこちに放り投げたと思われるペットボトルなどがあって景観を損ねているわけだが、心無いというか心貧しいバカはどこにでもいるらしい。

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 川岸で休憩するらしいサギ。

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 赤い靴のカモも健在。

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 仮面のように見える。

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 何はともあれ春が近いのはありがたいことなのだ。

強いもの

 実のところ、この人を詳しく知っていたわけでもない。ところが、今回現地に到着したといっては騒がれ、練習を始めると、それだけで注目され、滑る前から記者会見。とんでもないスターらしきことを知るに至ったわけだ。金メダルしかないというような評価と期待にプレッシャーがなかったはずもないのだが、見事にやってのけた。まさに有言実行の精神力。天晴れと言うしかない。だいたい、スケート靴を履いたままでのジャンプなど、相当の実力者と言われる方々でも簡単にコケたりする。人の能力ギリギリの技に違いない。冬の五輪というものはそのような競技が目白押し。ただ走るとか跳ぶ以外に様々な関門が用意されていて呆気にとられるばかり。スキー板を履いて跳ぶだけではなく空中回転したり、ほとんどサーカスの世界に近い。
 しかし、よく考えてみると、これが単に国際試合で誰が勝ったとか負けただと、たいした興味も湧かなかっただろうが、オリンピックで国の看板背負っての対決という構図が人を興奮させるらしきことに気付く。ようするにみんな軽く洗脳されているとも言えるし、どちらが偉いか的なことを決めたがる闘争本能というものを誰もが生まれながらに持っているらしい。それで、やっぱり、その闘争本能を満足させるところの強いものに惹かれてしまうわけだ。で、あたしも明日以降、女子スピードスケートとかパシュートなどというものを期待しつつ見ることになるのだ。

プーッと吹けば

 久々に外出時間が8時間を超えた。玄関前に楽器をゴトンと置く音で気付くらしい。ねこ2名がドアの前に並んでいた。お帰り、お帰りってなものだ。しかしながら、これはとうちゃんが帰ってきて喜んでいるというものでもなく、実のところ、ごはんが帰ってきたという安堵の様子だと薄々気付いてはいるのだ。歓迎の儀式の後、2名とも皿の前にそそくさと座るから、それは明々白々。



 で、まあ、ソロの録音に行ってきたわけだ。初めて行くスタジオは響きをつかむまでに少々苦労する。力の入れ加減が分からない。音の伸びも部屋によって違うし、ミキサーの録り方ももちろん違う。それで最初のテイクは探り探りになることが多い。今日もそうなった。ファーストテイクで瞬時に判断して次のテイクに臨む。途中で没にしてしまうテイクもあるが、立て続けに5テイク以上は吹く。コントロールルームからOKが出ても「もう一回」と言いつつテイクを重ねる。そうやっている内に以前の感触が戻ってきた。うまく行ったようなテイクでも自分にだけ分かるほころびというものがある。そうやって続けているとストンと無心に近い情況になることがある。策を弄してないテイクが録れれば、そこが本日のゴールになるわけだ。
 30年前の自分の録音したものを聴いて、「もはや、今のあんたにはこれはできないだろう」と言われたような気もした。実際、30年前の音は出ない、というか出せるわけもない。それで、「そうは言うが、これなんか君には出来ないだろう」というような展開を絞り出したいわけだ。残念なのはメロディを即興で創り上げる技よりも何よりも、音が昔に比べれば軟弱なことだ。ストレート豪速球は望むべくもなく、ま、変化球だ。だから豪速球で行きたいと感じた2曲目は少々苦労した。16分音符にこだわり、8分音符で乗ればいいということに気付くまでに時間を要した。そこら辺の判断が鈍っているのは確かで、瞬発力は落ちているらしい。気付いただけでも良しとしようってな案配なのだ。音そのものを立て直すにはロングトーンの吹き伸ばしの練習しかない。やっぱ楽器は基礎練習だよな、ってなことを1時間の録音でまたまた学んだ次第。
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