travelin' light beyond

ラグビーとかアメフトのボールはどうして楕円なんだ

 アメフトってものは球技だとばかり思っていたら、格闘技だったらしい。へエーッてなものだ。それで、危険な行為をした選手が謝罪の記者会見を開くに至って事はますます面倒な展開になってきた。



 アメフトと書いてはいるが、アメフットと略するのが正しいらしい。記事などではアメフットと書かれている。しかしそのような言い方をした人を知らない。九州の方言で言えば「雨降っと?」は雨が降るのかという疑問形になる。アホなことはさて置き、そのアホな監督たちのことだ。会見では、あくまでもそのようなことは指示していないと反論する。しかし、学生は前後の流れから監督たちの指示だったとしている。「つぶしてこい」というのは「発奮してこい」とかいう意味だったと大学側も泥縄式に弁明する。ニュースなどでは前監督という。辞任したからそれが正しいのだろうが、監督時代に起きたことだから監督でいいのだ。学生の言い分が正しいとすれば、監督たちのやったことは傷害教唆ってなことになるのかと思われる。代表を辞退させたり、脅しもありつつ学生を追い詰めたということになる。強制傷害教唆って、おまえはその筋の組長かってな話だ。40才以上歳の違う若者をそのように追い詰めてヒエラルキーのトップに君臨していた爺さんの精神状態というものがよく分からない。狭い組織の中で勘違いが増殖し、自分は特別な人間だと思っていた節もある。会見で脂汗の一つも流し、顔面蒼白で弁明でもすればまだ可愛げがあろうものを、平然と頭を下げる。謝罪とは名ばかりの儀式のようにも見える。ひと昔前ならば、このような出来事はウヤムヤに済ませたのだろうが、今の時代は情報の拡散というものが止めようがなく速い。このような監督の世代にはそれが分らない。指示していないと言い張っているが、当事者が会見で明らかにしてしまったわけだから、それが受け取り方の違いだと説明されても、監督とコーチの旗色は極めて悪い。でも、これはどう見たってそそのかしているよなあ。
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寝床



 今年の薔薇もそろそろ見納めらしい。

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 しかしながら、おっちゃんとしては次の手をちゃんと用意していて、薔薇の花の間から出番を待つ紫陽花が見える。抜かりないなあってなものなのだ。

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 一ヶ月ほど前、ねこ共のために新しい寝床を買ってきた。冬の間はホットマットの上にしかいないわけだが、さすがに暖かくなってくれば電源は落とす。それでもマットの上に寝転がっているから、ちゃんとした寝床を与えようと思ったわけだ。

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 みかんは見るや否や入り、お気に入りの場所になった。ところが、パスタ様の方は気に入らないらしい。ねこの大きさに合わせて2種類買ってきたが、その大きさの違いが気に入らないのか「ほら、ここで寝んだよ」と入れてもすぐ出てしまい、マットの上に戻る。「ええい、むつかしい猫め」ってなものだ。ところが、ところがだ。こないだ、父ちゃん指定席の大きなクッションのカバーを洗うために中を出していた。その肌触りが心地良いのか、大きさが自分にピッタリだと思っているのか、寝転がってご満悦の体。しばらくは離れず、父ちゃんは居場所を無くしてしまったのだ。「この潤沢な有り様ってものがあたしにピッタリなのよねえ」と言っているのかもしれない。

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晴耕雨読ではないが

 今日などの空の様子は夏を予感させる。蝉が鳴き始めてもおかしくないほどだ。20日はねこの食糧が安く入手できる日なので、日曜日にも関わらず駅前に向かった。まあ人が多いことは予想していたが、とっとと用を済ませて帰るに限るってなものだった。



 このところ角田光代さんのボクシング小説にはまっている。「空の拳(そらのこぶし)」は6年ほど前の著作だ。ここ一年ほどは新刊を買っていない。古書店で一冊200円で買えるものを中心に読み漁っている。10年前のものだろうと小説の面白さは新しいも古いも関係なく、以前のように新刊に2000円を払うより10冊買った方がいいわけだ。空の拳を読み終わり、再び古書店に行くと、なんと続編らしき「拳の先」という本があるではないか。喜々として購入。もちろんそれぞれで成立しているから、どちらか一方でも問題はないが、ありがたいことに前編から読んだことになるってわけだ。角田さんの著作はいくつか読んではいたのだが、2005年作の「対岸の彼女」が面白かったもので次々と買うことになった。題材がまったく違うものを次々と書き続けるのもたいしたものだし、そのどれもに珠玉のようなメッセージがあって飽きることがない。著作のお勧めのものの大半は未読だからまだまだ楽しめるのだ。映画化されているのも多い。そんなこんなで、音楽に向きあっているか本を読んでいるかで一日は過ぎ、テレビというものがほんとに必要なくなってきたような気がする今日この頃なのだ。

スターであり続けること

 誰でも知るスターの西城さんが亡くなった。もしかするとホーンセクションなどで参加したことがあるかもしれないが、この方のレコーディングに関わったという記憶はないし、むろんステージでもご一緒したことはない。しかしながら見ない日はないほどに露出していた時期もあったし、大スターであったことに異論はない。



 どういう風にスターが生まれるかは知らない。だが、そのスターという立場を維持していくのは並大抵のことではないということはよく分かる。なにしろ双肩に彼を取り巻く多くのスタッフなどの生活がかかっているから簡単に「辞めた」は出来ないし、己が芸を磨いていかなければ先はない。スタジアムでコンサートをするスターのプレッシャーなど分かるはずもない。以前にも書いたが、沖田浩之さんは最初のコンサートが中野サンプラザで、開演前にトイレで震えながらプレッシャーと闘っていたという話も聞いた。ライブハウスも経験のない人がいきなりホールだ。尋常ではない。コンサートに関わったスターの一人が沢田研二さんだった。絶頂期だったかもしれない。思い返して見れば、歌唱力も抜群で名実ともにスターだったのだけど、歌謡界のスターということで、例えば洋楽を信奉する方たち、ロックファンなどには軽んじられるところがあった。北陸方面でのロックフェスに参加した際はブーイングを受けたという。客側としては歌謡界からの参加という点で拒否反応を示したのだろうけど、実のところ音楽など聴いちゃいなかったわけだ。いかにも横文字の音楽こそがロックってな案配だ。郷ひろみさんもディナーショーのツアーに一度参加した。郷さんはストイックに自分を鍛練される方との印象を受けた。還暦を過ぎてもなおスターであり続けていることがそれを実証している。ホーンセクションで参加したそのツアーは、トランペット奏者が東京に戻りたがる人だった。最終電車にギリギリ間に合うのであれば、その日の内に帰りたいと気忙しく頑張るタイプだ。帰りたい事情が何かしらあったのだろうけど、ホーンの他の二人もなんとなく巻き込まれて従うようになった。仙台公演では無理だろうと思われたが、いや大丈夫だという。ステージ最後の楽曲辺りになるとタキシードのシャツのボタンは外すし、終わるや否や手早く着替えを済ませ、駅に駆け込んで電車に乗り込むことが出来た。宿泊は決まっているし、トランペット奏者と違ってそんなに無理をしてまで帰らなくてもいいのだけど、その慌ただしさを楽しんでいたような気もする。後日、郷さんのマネージャーから釘を刺されることになった。「あのね、郷くんがね、みんな僕のステージがそんなに嫌なのかってね、言っているんですよ。少し自重してもらわないと」とお叱りを受けることになった。申しわけないことをした。
 京都のホテルでは同じところで2日か3日続けてのステージだった。キーボード奏者の一人がどうしても弾けない箇所があって、昼間は暇だし一緒に特訓しようということになった。セットアップされたステージで一時間ほど練習した。最終ステージは赤坂プリンスホテルだった。打ち上げもホテル内で行われた。その席で郷さんが意外なことを仰って驚いた。京都での特訓を見ていらしたらしい。「いやあ、昼間っから音がするからなんだろうと覗くと、二人で同じ箇所を何度も何度も練習しているのを聴いて・・・感動しました。」とのことだった。逃げるように帰っていた減点は相殺ってなものだった。彼はまたステージ上での音を細かに聴いている方だった。何か違うことを吹いたりすると必ず反応された。
 西城さんは二度の脳梗塞を経て、リハビリを続けながらステージを続けられていたという。スターであり続けることが生きることだったに違いなく、若いころのように弾けるようなステージをやりたかったのだろうと思うと、無念さも充分伝わってくる。合掌。

採譜

 ホームページのリンダ・オーの情報が古過ぎるなあってんで、近年のアルバムなどを参考にするつもりで聴き出したはいいが、楽曲の構造の相変わらずの複雑さに取り込まれて採譜を始めてしまった。



 彼女の作るラインそのものは単純なものだったりするが、とにかくリズミック・フィギュアが独特で、メロディが裏から入るパターンなども多くて譜面に起こすのにとても苦労する。メンバーはドラムに黒人プレイヤーが入ることもあるが、だいたい白人のテクニカルに優れた演奏家を起用する。複雑な曲を軽々とやってのけるから、どちらかというと腹立たしい。サックスのベン・ウェンデルはジョシュア・レッドマンの影響を受けたと語っているが、7拍子だろうと何だろうとサラリと吹き抜く。あまりのレベルの高さに沈黙するしかない。リンダ・オーも最初のアルバムを自主制作でリリースしたときは25才だったが、今や34才の中堅。評価も高く、ダウンビート誌の批評家の投票では、2年ほど前からクリスティアン・マクブライド、デイブ・ホランド、ロン・カーターに次ぐ4位にランクされている。パット・メセニーのツアーに参加したことなどで知名度はかなり上がった。最初に聴いて「おっ、このベースは凄いぞ」と感じたことが間違いでなかったことに鼻高々なのだ。実際のところ、このようなタイプの音楽をやりたいというものでもないが、構造が把握できないというのも悔しく、ついつい向きになって一時間ほど費やし、出来るかどうかはさて置き採譜は終了。脳味噌が疲れたのが分かるってな案配なのだ。
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